ひかり回線を選ぼうとすると、「フレッツ光」「光コラボ」「auひかり」「NURO光」など、さまざまな名称が並び、違いが分かりにくいと感じる方は多いのではないでしょうか。
実は、ひかり回線はサービス名ではなく、「どの事業者が回線インフラを持っているか」で整理すると、全体像が一気に理解しやすくなります。
本記事では、日本のひかり回線を回線の分類と提供業者という2つの軸で整理し、独自回線業者も含めて詳しく解説します。
これから新規契約を考えている方や、乗り換えを検討している方が、自分に合った回線を選ぶための土台となる知識をまとめています。
ひかり回線とは、光ファイバーケーブルを使ってデータ通信を行う固定インターネット回線です。
光ファイバーは電気信号ではなく光信号を用いるため、通信速度が速く、ノイズの影響を受けにくいという特徴があります。
現在、日本の固定ブロードバンド回線の中心はひかり回線であり、家庭・法人を含めて約4,000万回線規模にまで普及しています。
動画配信、オンライン会議、クラウドサービスなど、日常生活や仕事を支えるインフラとして欠かせない存在です。
ひかり回線を理解する最大のポイントは、「誰が回線を所有・管理しているか」という点です。
契約するサービス名が異なっていても、実際に使っている回線が同じケースは多くあります。
ひかり回線は大きく次の4つに分類できます。
この分類を押さえることで、回線選びの混乱は大幅に減ります。
日本で最も広く利用されているのが、NTT東日本 と NTT西日本 が保有する光回線です。
全国のほとんどの地域をカバーしており、戸建て・マンションともに対応エリアが広いのが特徴です。
フレッツ光は、NTT東日本・西日本が直接提供するサービスです。
回線契約とプロバイダ契約が分かれているため自由度は高い一方、料金体系が分かりにくくなりやすい傾向があります。
光コラボとは、NTTの回線を他社が卸提供を受けて販売する仕組みです。
回線とプロバイダを一体で契約できるため、現在はこの形態が主流になっています。
これらは名称や料金が異なりますが、回線自体は同じNTT回線です。
独自回線とは、NTTのフレッツ回線を使わず、事業者が独自に敷設・運用している光回線です。
混雑しにくく、速度や安定性に優れる点が強みですが、提供エリアが限定される傾向があります。
KDDI が提供する独自回線サービスです。
NTT系とは別の回線網を使っており、特に戸建てでは高速・安定性に定評があります。
マンションでは建物の設備によって利用可否が分かれます。
ソニーネットワークコミュニケーションズ が提供する独自回線です。
最大2Gbps(下り)という高速通信を特徴とし、速度重視のユーザーに人気があります。
提供エリアは都市部中心で、工事が2回必要になる場合がある点が特徴です。
独自回線は「使えればラッキー」「使えない地域も多い」という性質を持っています。
電力会社が自社インフラを活用して提供する光回線です。
地域密着型で、通信品質が高い傾向があります。
電力系回線は、地域内であれば非常に評価が高い一方、引っ越し時の継続利用ができない点には注意が必要です。
CATV会社が提供するインターネット回線です。
代表的な事業者として JCOM があります。
テレビ・電話・ネットをまとめて契約できる利便性がある反面、利用者が多い時間帯に速度が低下しやすいケースもあります。
テレビサービスを重視する家庭向けの選択肢といえます。
ここまでの内容を整理すると、ひかり回線は次のように理解できます。
重要なのは、「有名だから」ではなく、「自分の住環境で使えるか」「利用目的に合っているか」です。
ひかり回線を選ぶ際は、次の順番で検討すると失敗しにくくなります。
この順番を守るだけで、不要な乗り換えや後悔を減らせます。
ひかり回線は種類が多く複雑に見えますが、「回線インフラの所有者」で分類すると全体像が明確になります。
基礎を理解したうえで選べば、ひかり回線選びは決して難しくありません。
本記事が、あなたに合った最適な回線選びの参考になれば幸いです。