8月5日――一年の中でも特別な出来事が数多く重なっている日です。夏の真っ只中であり、地域によっては祭りや花火大会なども開催されているこの日ですが、実はさまざまな記念日や歴史的な出来事、偉人の誕生日などが重なっていることをご存知でしょうか?
この記事では、8月5日にまつわる「今日は何の日?」をテーマに、記念日の由来や豆知識、過去に起こったできごとなどを丁寧に紹介していきます。雑談ネタにも使える内容が満載ですので、ぜひ最後までお楽しみください。
8月5日は「タクシーの日」として知られています。由来は大正元年(1912年)8月5日、東京・有楽町で日本初のタクシー会社「タクシー自働車株式会社」が設立されたことにちなんでいます。この会社はT型フォードを使ってタクシー業を始め、日本の交通史に新たな幕を開けました。
現在では全国各地でタクシーが走っており、地域密着型の交通手段として欠かせない存在となっています。8月5日には、多くのタクシー会社が安全運転の啓発や感謝イベントなどを実施することもあります。
「ハ(8)ンコ(5)」の語呂合わせから、8月5日は「ハンコの日」とされています。印章業界の団体である「全日本印章業組合連合会」が制定したこの日は、日本文化に根付いた“ハンコ”の重要性を見直す機会として設けられました。
近年は電子署名やデジタル化が進む中で、「脱ハンコ」も話題になっていますが、冠婚葬祭や不動産取引、契約書など、いまだに重要な場面で必要とされていることも事実です。この日をきっかけに、ハンコの役割や歴史について考えるのも良いでしょう。
アメリカを代表する映画女優であり、時代の象徴ともなったマリリン・モンローが、1962年8月5日にカリフォルニア州の自宅で亡くなりました。享年36歳という若さでした。
モンローは『お熱いのがお好き』『帰らざる河』など数々の名作に出演し、セックスシンボルとして一世を風靡。彼女の死は当時大きな衝撃を与え、今なお多くの謎が残る出来事としても語り継がれています。
1884年8月5日、アメリカ・ニューヨークのリバティ島で自由の女神像の台座建設が始まりました。この像は、フランスからアメリカへの独立100周年を祝って贈られたもので、台座はアメリカ側が担当しました。
自由の女神は、今ではアメリカの象徴的存在であり、移民の自由と希望の象徴でもあります。台座の建設開始はその重要な一歩でした。
8月5日は、1年の中でも気温が最も高くなる「猛暑日」が多い時期とされます。気象庁の観測データによると、7月末から8月中旬にかけては、全国的に熱中症のリスクも高まる季節です。
そのため、この日は特にこまめな水分補給や、無理な外出を避けるなどの「暑さ対策」を意識して過ごすことが大切です。
「8(や)3(さ)1(い)」で野菜の日は8月31日ですが、5日と間違われることも。SNSなどでは「8月5日=やさいの日」と誤って紹介されている例もあります。覚えやすい語呂合わせゆえの勘違いも、豆知識として知っておくとちょっとした話題になります。
8月5日は、タクシーの日、ハコの日といった記念日から、マリリン・モンローの死去や自由の女神台座建設といった歴史的な出来事、有名人の誕生日など、さまざまな出来事が重なる特別な一日です。
「今日は何の日?」と改めて考えることで、普段何気なく過ごしている日常に少しの意味や彩りが加わります。カレンダーの数字の裏側には、必ず誰かの歴史や思いがあるのです。
ぜひあなたも、今日という日をちょっとだけ特別に感じてみてください。