7月14日は、実は日本でも世界でも多くの注目すべき記念日や出来事が重なる特別な日。日本では「検疫記念日」や「廃藩置県の日」などが制定され、世界ではフランス革命記念日にあたる「パリ祭(バスティーユ・デイ)」として祝われます。この記事では、7月14日にまつわる記念日や歴史的エピソード、そして著名人の誕生日など、さまざまな角度からこの日をじっくり紹介します。
1879年7月14日、日本政府は「海港虎列刺病(コレラ)伝染予防規則」を公布しました。これが日本における初めての伝染病予防法で、その後、1897年には「伝染病予防法」、1899年に「海港検疫法」、1927年には「航空検疫規則」と整備が進められました
1961年、厚生省(現在の厚生労働省)と日本検疫衛生協会によって7月14日が「検疫記念日」として制定されました。また、この日から1週間を「港の衛生週間」として、検疫の重要性を広く周知する活動が行われています
現代では、新型インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症対策において、空港や港湾での検疫は社会を守る大切な役割を担っています。検疫記念日は、私たちが安心して生活できる背景があることを改めて意識する日とも言えるでしょう。
1789年7月14日、パリ市民が王政の象徴であったバスティーユ牢獄を襲撃し、革命の開始を象徴する大事件が起こりました。この日以降、フランスは王政から共和制へと舵を切り、世界史に大きな影響を与えました。
翌1790年7月14日には、「フェット・ド・ラ・フェデラシオン(Fête de la Fédération)」という、国民的な団結を祝う全国祭が開催されました。その後、1880年にフランス第三共和政の下で7月14日が正式に「フランス国民の日」として制定されました。
現在ではパリのシャンゼリゼ通りで行われる軍事パレードが有名で、「欧州最古かつ最大の軍事パレード」と言われています 。また花火やコンサート、全国各地での祝典が催され、フランス人にとって誇りの日となっています。
1871年7月14日、明治政府が全国の藩を廃止し県に改める「廃藩置県」を実施しました。これにより、日本は中央集権体制へと大きく舵を切りました 。
民間で定められた記念日として、7月14日は「ひまわりの日」「求人広告の日」「ゼリーの日」「内視鏡の日」などもあり、楽しげな雑学的日常記念日として親しまれています。
カウボーイの無法者ビリー・ザ・キッドが、保安官パット・ギャレットによって射殺されたのが1881年7月14日です 。
スイス・マッターホルンの初登頂もこの日に達成されました 。
同日、ノーベルがダイナマイトを発表したという歴史的出来事もあります 。
「National Mac & Cheese Day」「Shark Awareness Day」「World Chimpanzee Day」「National Grand Marnier Day」「International Non-Binary People’s Day」など、7月14日には海外で面白い記念日も多数存在します 。気軽に楽しむテーマとして、SNS上などでも話題になる日でもあります。
7月14日は、日本でも世界でも多彩な記念日や歴史的事件が重なる、非常に意義深い一日です。日常の合間にこの日を振り返ることで、歴史へのリスペクトや現代社会への気づきを深めるきっかけになることでしょう。ぜひ「今日は何の日?」としてSNSや家族・友人との会話にも活用してみてください!