7月4日と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?アメリカの独立記念日を連想する人もいれば、何気ない夏の一日と思う人もいるかもしれません。実はこの日は、世界的にも日本国内でもさまざまな意味を持つ記念日や出来事がたくさんあります。本記事では「7月4日ってどんな日?」という疑問に答えるために、記念日、歴史的な出来事、有名人の誕生日、ちょっとした豆知識まで幅広くご紹介します。毎日がちょっと楽しくなる「今日は何の日?」シリーズ。今回は7月4日に焦点を当てて解説していきます。
7月4日は、以下のような記念日として知られています。
● アメリカ合衆国・独立記念日(Independence Day)
1776年7月4日、アメリカ13植民地がイギリスからの独立を宣言し、「アメリカ独立宣言」が採択されました。以来、7月4日はアメリカにとって最も重要な祝日の一つです。全米各地で盛大な花火大会やパレードが行われ、まさに「アメリカの誕生日」といえる一日です。
● 梨の日(日本)
「な(7)し(4)」の語呂合わせから、7月4日は「梨の日」とされています。制定したのは鳥取県東郷町(現・湯梨浜町)で、地域の特産品である梨のPRを目的としています。この日を機に、夏の果物である梨のおいしさを再発見してみてはいかがでしょうか?
● 那須の日(栃木県)
栃木県の観光地・那須をPRするために、「な(7)す(4)」という語呂合わせから那須の日が制定されました。那須高原は避暑地としても知られ、多くの観光客が訪れるスポットです。
● 1776年:アメリカ独立宣言が採択
前述の通り、アメリカの独立が宣言された日です。イギリスによる植民地支配に不満を募らせた13植民地が、フィラデルフィアで開かれた大陸会議において独立を表明。これをもってアメリカ合衆国が誕生しました。
● 1976年:アメリカ建国200周年記念式典が開催
建国200周年のこの日、アメリカ各地では記念式典やイベントが大々的に行われ、自由の女神の修復プロジェクトなども始まりました。
アメリカではこの日は「家族や友人と過ごす日」として定着しており、以下のようなイベントが各地で開かれます。
● アメリカでは花火の売上が年間で最も高い日
独立記念日だけでアメリカ全体で1,000億円以上の花火が消費されるとも言われています。
● ジョン・アダムズとトーマス・ジェファーソンが同じ日に亡くなった
どちらもアメリカ独立の立役者であり、奇しくも独立記念日である1826年7月4日に亡くなっています。しかもこの年はアメリカ建国50周年。歴史の奇縁を感じさせる出来事です。
● 「梨の日」は健康促進にも関係
梨にはカリウムや食物繊維が多く含まれ、利尿作用や整腸作用があるとされています。暑さで体調を崩しやすい夏場にぴったりの果物です。
一見するとただの夏の日に思える7月4日ですが、アメリカでは国を挙げた祝日、日本でも語呂合わせの記念日が複数ある、意外と注目すべき日なのです。日常のなかにこうした「記念日」を意識することで、ちょっとした話題づくりや人との会話のきっかけにもなります。
この記事を読んで、「今日は何の日?」という視点が少しでも楽しく感じてもらえたら幸いです。次回は別の日を取り上げてご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!