5月12日は、普段の生活ではあまり意識しないかもしれませんが、実は世界的にも日本国内でもさまざまな記念日や歴史的な出来事がある特別な日です。この記事では、5月12日にまつわる記念日や有名人の誕生日、過去の出来事などを詳しくご紹介します。今日という日をちょっと特別に感じられるような情報を、雑学としても楽しめる形でお届けします。
日本では5月12日は「看護の日」とされています。これは、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日に由来しています。
ナイチンゲールは1820年5月12日、イタリアのフィレンツェで生まれました。クリミア戦争では野戦病院の衛生状態を劇的に改善し、多くの兵士の命を救いました。その功績から「クリミアの天使」と呼ばれています。
日本では1990年に看護の心、ケアの心を国民と共に育むことを目的として「看護の日」が制定され、毎年この日には全国で看護師の活動や医療現場の理解を深めるイベントが実施されています。
看護の日は日本だけでなく、世界的にも「国際看護師の日」として知られています。国際看護師協会(ICN)が1965年に5月12日をこの日に制定しました。
看護師の専門性や役割に感謝し、医療への貢献をたたえる日として、世界中の医療機関や教育機関で式典やキャンペーンが行われます。コロナ禍以降は特にその重要性が再認識されるようになり、感謝のメッセージを送る文化も広がりつつあります。
カナダ出身の人気F1ドライバー、ジル・ヴィルヌーヴが1982年5月12日にベルギーGP予選中の事故で亡くなりました。フェラーリのエースとして活躍していた彼は、攻めの走りで多くのファンを魅了していました。その死は多くのF1ファンにとって衝撃的な出来事となり、現在も語り継がれています。
2008年5月12日、中国四川省でM7.9の大地震が発生しました。約8万人が亡くなり、非常に大きな被害をもたらしました。特に学校の倒壊が多くの子どもたちの命を奪い、建築の安全性に対する関心が一気に高まりました。
この出来事は日本でも大きく報道され、国際社会からの支援が多く寄せられました。
前述の通り、近代看護の祖として世界中で知られているナイチンゲールは5月12日生まれです。彼女の誕生日にちなんで「看護の日」「国際看護師の日」が制定されました。
アメリカの女優で、アカデミー主演女優賞を4度受賞したことで知られる名優。映画界に多大な影響を与えた存在です。
5月12日の誕生花は「カーネーション(赤)」です。赤いカーネーションの花言葉は「母の愛」「感動」「真実の愛」。
ちなみに、日本では母の日が5月第2日曜日とされるため、年によってはこの5月12日がちょうど母の日になることもあります。そのため、赤いカーネーションとこの日の関連性は非常に高いといえるでしょう。
5月12日は「看護の日」であり、「国際看護師の日」、また歴史的にもさまざまな出来事が起こった意味深い日です。ナイチンゲールの精神に思いを馳せたり、大きな災害の教訓に触れたり、記念日や出来事を知ることで、日々の暮らしに少しだけ深みが加わるかもしれません。
今日はぜひ、自分自身の生活を振り返りながら「ありがとう」を伝える1日にしてみてはいかがでしょうか?