2025年9月、夜空を見上げるあなたを待つのは、ただの月ではありません。新月の闇から徐々に満ちてゆく月面の姿は、日々のリズムや気持ちに繊細な変化をもたらします。さらに今月は、皆既月食や部分日食といった天文ショーまで同伴。そのドラマティックな展開は、星空好きだけでなく、自然や暦に興味を持つすべての人にとって見逃せない瞬間です。本記事では、2025年9月に訪れる“新月”“上弦”“満月”“下弦”のタイミングと、見どころや楽しみ方をたっぷりご紹介します。
9月の満月は「Harvest Moon(収穫月)」または「Corn Moon(コーンムーン)」とも呼ばれ、9月7日〜8日にかけてピークを迎えます。日本時間では、9月8日 03:09に満月を迎えます
この満月では、なんと皆既月食が同時に発生し、「ブラッドムーン」として赤みを帯びた美しい姿となることで話題です。皆既月食は、日本を含むアジアでも観察でき、11:28 UTCに始まり、最大食分を迎えたのち、20:55 UTCには終了。日本時間では夜から明け方にかけてのタイミングとなります。
さらに、この満月時期は9月の天文トピックが集中し、月と土星・海王星の接近なども同時に楽しめる好機です。
楽しみ方のヒント
満月から少しずれて、下弦の月(いわゆる半月)が日本時間9月14日19:33に訪れます。
この時期の月は、満ちていく月ではなく欠けていく“半分の月”。夜半にさりげなく東の空に顔を出し、翌日の月明かりが控えめであるため、秋の夜長を静かに過ごすには最適です。
また、満月から一週間程度経過した月相なので、月の模様やクレーター観察にも向きます。
楽しみ方のヒント
9月22日、日本時間04:54に新月がやってきます。
新月の夜は、月が太陽と同じ方向にあり地球からは見えない状態となるため、夜空が非常に暗くなります。まぶしい月明かりがないため、星や天の川などの淡い天体観察に最適です。
さらに、同じ日に部分日食も発生しますが、これは南半球中心の現象で、日本を含む東アジアでは見ることができません。
楽しみ方のヒント
月の周期の締めくくりとして、上弦の月が日本時間9月30日08:54に訪れます。
上弦の月は、夜半すぎから東の空に顔を出し、半分が明るく輝く姿が特徴。月の表情を観察するには格好の日です。月面の陰影が際立つこの時期は、写真映えや学びにもお勧めです。
楽しみ方のヒント
このように、2025年9月の月は豊かなドラマと変化に満ちています。
各月相のタイミングに合わせて写真撮影、詩やエッセイの執筆、天体観測、静かな夜の過ごし方など、さまざまな楽しみ方が広がります。