お通夜は故人を偲び、遺族に寄り添う大切な場です。
しかし、どうしても参列できない事情がある場合には、丁寧に断りの意を伝える必要があります。
「行けません」で済ませてしまうと、相手に不快な印象を与えてしまうこともあります。
この記事では、お通夜を断る際に気をつけたいマナーや注意点を解説し、実際に使える例文を紹介します。
仕事の都合、体調不良、遠方に住んでいる場合など、さまざまな状況を想定したフレーズを用意しました。
突然の訃報に落ち着いて対応できるよう、ぜひ参考にしてください。
お通夜は弔事の中でも特に急な案内が多いものです。訃報を受けても、翌日にはお通夜が行われることも珍しくありません。そのため、参列が難しい場合にはできるだけ早く連絡を入れることが大切です。
断るときの基本マナーとしては以下の点を意識しましょう。
「行けない」ことよりも「気持ちはお伝えしたい」という姿勢が大切です。
お通夜を断る場合、連絡手段とタイミングにも配慮しましょう。
遺族は多くの準備に追われています。早めに知らせることで、相手の負担を減らすことにもつながります。
仕事が理由でお通夜に参列できないことはよくあります。ただし「仕事だから行けません」とそのまま伝えると冷たく聞こえるため、弔意を前に出してから理由を述べるのが適切です。
例文1:電話での断り
「このたびはご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。大変恐縮ではございますが、どうしても業務の都合により本日のお通夜に参列することがかないません。後日改めてご焼香に伺わせていただきたいと存じます。」
例文2:メールでの断り(やむを得ない場合)
「ご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。本来であればお通夜に参列し、直接お悔やみを申し上げるべきところですが、業務の都合により叶わず、誠に申し訳なく存じます。後日改めてご焼香に伺わせていただきます。」
体調が優れず、お通夜への参列が難しい場合もあります。インフルエンザや感染症の疑いがある場合は、無理に参列しないことがむしろマナーです。
例文1:電話での断り
「このたびはご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます。大変申し訳ございませんが、体調を崩しておりまして、お通夜に参列できそうにありません。後日改めて弔問させていただければと思います。」
例文2:感染症の懸念がある場合
「ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。誠に心苦しいのですが、体調不良により皆様にご迷惑をおかけしてはいけませんので、今回は参列を控えさせていただきます。後日、改めてご挨拶に伺わせていただきます。」
遠方に住んでいる場合、移動の都合でお通夜への参列が難しいこともあります。この場合も「距離」を理由にするのではなく、「参列できず残念」という気持ちを伝えることが大切です。
例文1:電話での断り
「ご訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。本来であればすぐにでも駆けつけたいところですが、遠方におりましてお通夜には間に合いそうにございません。後日、必ずご焼香に伺わせていただきたいと存じます。」
例文2:手紙を添える場合
「ご尊母様のご逝去の報に接し、心より哀悼の意を表します。遠方に居住しておりますため、お通夜に駆けつけることが叶わず、まことに申し訳ございません。心ばかりではございますが、同封の香典にてお悔やみの意をお伝えいたします。」
お通夜に参列できなかったとしても、その後のフォローをすることで気持ちが伝わります。
特に、親しい間柄であれば後日訪問して焼香することが誠意となります。香典を郵送する場合は、不祝儀袋に包み、現金書留で送るのが基本です。
お通夜にどうしても参列できない場合は、まずは心からのお悔やみを伝え、その上で簡潔に理由を述べることが大切です。
この記事で紹介した例文を参考にすれば、突然の訃報にも落ち着いて対応できるはずです。大切なのは「参列できなくても、気持ちは伝えたい」という姿勢です。