夏になると気温や湿度が高くなり、体がだるくなったり、食欲が落ちたりすることはありませんか?
これは「夏バテ」と呼ばれるもので、体力や内臓機能の低下が原因とされています。
そこで今回は、夏の疲労回復に役立つ食べ物を紹介します。
栄養面だけでなく、調理のしやすさや、食欲がなくても食べやすい点にも注目しました。
しっかりと栄養を摂って、この夏を元気に乗り切りましょう!
夏に疲れを感じやすくなるのは、主に以下のような理由があります。
疲労を回復させるためには、以下の栄養素がとても重要です。
ここからは、夏におすすめの疲労回復食べ物を10種類紹介します。どれも日常の食事に取り入れやすいものばかりです。
豚肉はビタミンB1が豊富で、糖質をエネルギーに変えるのに欠かせません。
とくにヒレ肉やロース肉は脂肪が少なく、夏の疲れた体にも優しい食材です。
生姜焼きや冷しゃぶにして食べれば、食欲がなくてもスルッと食べやすいでしょう。
梅干しに含まれるクエン酸は、疲労物質である乳酸の分解を促進します。
食欲が落ちたときも、酸味が胃を刺激して食欲を引き出してくれます。
ご飯のおともにするのはもちろん、水に溶かして「梅ドリンク」にするのもおすすめです。
トマトは水分が豊富で、カリウムやビタミンCも多く含まれています。
体を冷やす効果もあるため、暑い日にぴったり。
オリーブオイルと塩だけで食べるだけでも美味しく、サラダや冷製パスタにも活用できます。
独特の苦味が特徴のゴーヤは、ビタミンCやカリウムが豊富で、夏の体にぴったりの食材です。
ゴーヤチャンプルーのような炒め物にすれば、たんぱく質と一緒に摂れてバランスも抜群。
苦味が苦手な人は、塩もみや湯通しをすると食べやすくなります。
レモンにはクエン酸とビタミンCが豊富。疲労回復と免疫力アップに効果的です。
水にスライスして「レモン水」にすれば、爽やかで飲みやすく、熱中症対策にもなります。
オクラのネバネバ成分は整腸作用があり、弱った胃腸を助けてくれます。
ビタミンB群やミネラルも多く、夏バテ対策におすすめ。
冷やしてお浸しにするだけでも食べやすく、納豆や豆腐と合わせるのも良いでしょう。
夏のスタミナ食といえば、うなぎ。
ビタミンA・B群・EやDHAなどの栄養が豊富で、滋養強壮にぴったりです。
脂がのっているため、さっぱりした副菜と組み合わせるとバランスが良くなります。
たんぱく質、ビタミンB1、カリウム、鉄分など、実は栄養満点な枝豆。
冷凍枝豆でも十分栄養があるため、手軽に使えます。
塩ゆでして冷やしておくだけで、夏のおつまみにも最高です。
腸内環境を整える乳酸菌と、たんぱく質やカルシウムが摂れるヨーグルトは、朝食にもぴったり。
フルーツやはちみつを加えると、疲労回復と美味しさがアップします。
冷たくて喉ごしも良いので、暑い日でも食べやすい一品です。
とうもろこしには糖質やビタミンB群、食物繊維が含まれています。
夏野菜の中でも腹持ちが良く、栄養バランスにも優れた食材です。
茹でてそのまま食べるのはもちろん、サラダやスープに入れても◎
いくら栄養がある食材でも、偏っていては意味がありません。以下のポイントを押さえることで、夏でも元気に過ごせます。
冷しゃぶにした豚肉をサラダの上にのせ、梅干しとポン酢で作った特製ダレをかければ、さっぱり美味しく疲労回復。
トマトジュースと出汁を使って冷製スープを作り、枝豆を加えて彩りと栄養をプラス。
朝におすすめ。バナナとヨーグルト、少しのはちみつをミキサーにかけて、元気の源をチャージ!
夏の疲れは、気合いや休息だけでなく、「食事」でもしっかり対策することができます。
今回紹介した食材は、どれもスーパーで手に入りやすく、調理も簡単なものばかり。
毎日の食卓に少しずつ取り入れていけば、夏バテ知らずの体をつくることができます。
今年の夏は、食べて、動いて、元気に乗り切りましょう!