5月は1年の中でも特に過ごしやすく、旅行に最適な季節です。ゴールデンウィークの連休や、新緑がまぶしい季節の移り変わりを感じながら、非日常の体験ができる時期でもあります。気候は安定し、花や風景も美しく、アクティブな旅にもゆったりとした癒しの旅にもぴったりです。
そこで今回は、旅行好きの筆者が独自に選んだ「5月におすすめの旅行先ランキングTOP7」をご紹介します。自然、イベント、グルメ、混雑具合などを総合的に評価した、おすすめの旅先をチェックしてみてください。
5月の日本海はまだ肌寒いものの、晴天の日は空と海のコントラストがとても美しく、東尋坊の景色をよりいっそう引き立てます。ごつごつとした断崖絶壁を歩きながら潮風を感じる時間は、心のリフレッシュにも最適。
また、越前ガニの時期は過ぎていますが、福井の地魚や地酒を楽しめる飲食店も多く、グルメな旅行としても満足度は高いです。比較的観光客が少なく、静かな雰囲気の中で自然を満喫したい方におすすめです。
信州・安曇野は5月になると山の雪解けが進み、湧き水の流れも美しく、田園風景が生き生きと輝きます。安曇野アートライン沿いには美術館やクラフトショップが点在し、自然と文化を同時に楽しめるのが魅力。
サイクリングロードも整備されているので、自転車をレンタルして風を感じながら回るのもおすすめ。5月は湿気も少なく、快適に過ごせる時期なので、自然派アート好きにぴったりのスポットです。
5月の富良野や美瑛は、まだラベンダーには早い時期ですが、その分観光客も少なめで、静かな田園風景をじっくり楽しめます。緑が日に日に濃くなり、なだらかな丘陵地帯をドライブしていると心が洗われるような気分に。
「青い池」や「パッチワークの路」といった名所に加え、地元のカフェや小さな美術館も点在し、スローな旅が楽しめます。ゴールデンウィークを過ぎたあたりから航空券も安くなる傾向にあるため、コスパ的にも狙い目の時期です。
世界遺産の白川郷は、春から初夏への移り変わりが特に美しい場所のひとつです。5月には周囲の山々が芽吹き始め、合掌造りの集落とのコントラストがまさに日本の原風景といった趣。
観光客で混み合う夏や冬と比べ、5月は気候も安定していて静かな散策が可能。さらに、地元の人々が手がける手作り体験や郷土料理など、文化と食を同時に味わう旅ができます。のんびりした時間を求める方にはぴったりの旅先です。
5月の五島列島はまさに“狙い目”です。台風もなく、梅雨入り前のさわやかな気候が続く中、透き通るような海と教会群の静かな佇まいが楽しめます。自然と歴史、そして食の三拍子がそろった旅先。
特に海鮮料理と五島うどんは絶品。フェリーの時間を調べて計画的に訪れる必要がありますが、その分、「旅に来た」という実感が強い場所。非日常を求めるならぜひ候補に入れておきたいエリアです。
5月の京都は観光客でにぎわう印象がありますが、大原は別。市内中心部の喧騒から離れ、山あいにたたずむこのエリアでは、三千院や寂光院といった名刹を巡りながら、新緑のもとで静かな時間が過ごせます。
早朝や夕方に訪れると、鳥のさえずりと風の音だけが響き、まるで時が止まったかのよう。抹茶と和菓子を味わえるお茶屋もあり、心と体が整う旅ができます。春と初夏の狭間、5月ならではの美しさを体感できます。
「えっ、桜?」と思うかもしれませんが、青森の弘前では5月上旬に“桜の見納め”ができます。特に弘前公園では「花筏(はないかだ)」と呼ばれる桜の花びらが堀を埋め尽くす光景が見られ、多くの写真愛好家が集います。
また、弘前は城下町としての歴史も深く、りんごスイーツや地元グルメも魅力。5月に桜が見られるという“逆転の発想”で、他の観光客と時期をずらした静かな旅が可能に。桜好きなら一度は行ってみたい隠れた名所です。
5月は全国的に気候が穏やかで、旅行にぴったりの季節です。桜の見納め、若葉の芽吹き、静かな離島旅まで、テーマに応じた選択肢が豊富です。混雑を避けたい方や、自然をじっくり楽しみたい方には特におすすめの時期といえるでしょう。
本記事で紹介したランキングを参考に、自分らしい5月の旅プランを考えてみてはいかがでしょうか?旅の計画が、日常に新たな楽しみをもたらしてくれるはずです。