「固唾を呑む(かたずをのむ)」という表現を耳にしたことはありますか?
緊張感が高まる場面や、次の瞬間に何が起こるのか分からない状況で、自然と息をひそめるような心情を表す言葉です。
しかし、日常会話やビジネスシーンで使われることが少なくなり、正しい意味や使い方が分からない方もいるかもしれません。
この記事では、「固唾を呑む」の意味や語源、使い方や例文、さらには類義語との違いについて詳しく解説します。
「固唾を呑む」とは、緊張や不安、期待などで息をひそめて成り行きを見守ることを指します。
何か大きな出来事が起こる前の静けさや、勝負の行方を見守る際の心理状態を表す表現です。
例えば、野球の試合で9回裏2アウト満塁、ホームランが出れば逆転という場面で、観客全員が静まり返って結果を見守るような状況が「固唾を呑む」に該当します。
「固唾(かたず)」とは、「固く呑み込んだ唾(つば)」のことです。
緊張したり驚いたりすると、唾液が少なくなり、唾を無意識に飲み込む動作が生まれます。
この動作から、「固唾を呑む」という表現が生まれました。
「固唾を呑む」は、緊張感や期待感を伴う場面で使用されます。
以下に具体的な例文をいくつか挙げます。
日本語には似たような表現が多くあります。
ここでは「固唾を呑む」と混同されやすい言葉を紹介します。
意味: 驚きや感動、緊張で思わず呼吸を止めること。
違い: 「息をのむ」は驚きや感動が主な要因であるのに対し、「固唾を呑む」は緊張や不安、期待が中心です。
意味: 驚きや感動で目を大きく見開くこと。
違い: 「固唾を呑む」は心理的な緊張や期待感に重点があり、「目を見張る」は視覚的な驚きを示す点で異なります。
「固唾を呑む」とは、緊張や期待感の中で息をひそめて成り行きを見守る心理状態を表す言葉です。
日常会話やビジネスシーンでも、適切に使えば話に臨場感を与えることができます。
次に緊迫した場面に出会った際には、ぜひ「固唾を呑む」という表現を使ってみてください。