ビジネスの現場で頻繁に使われるメールですが、ヒューマンエラーは避けられないものです。特に「宛先漏れ」は、情報共有の遅れや誤解を生みやすく、場合によっては業務の進行に支障をきたします。社内での宛先漏れは取引先への影響ほど深刻ではないものの、信頼や評価に関わるため、迅速で誠意あるお詫びが大切です。
本記事では、社内向けに宛先漏れをした場合の正しいお詫び方法や注意点、すぐに使える例文を紹介します。
社内メールで宛先漏れが発生するのは珍しいことではありません。その主な原因を整理しておきましょう。
宛先漏れは小さなミスに見えても、社内の信頼や業務効率に影響します。
社外への誤送信よりは軽いですが、頻発すると組織内での評価に大きく影響します。
宛先漏れをしてしまった場合の正しい対応を手順として押さえておきましょう。
ここでは、すぐに使える社内向けのお詫びメール例文を紹介します。
件名:再送:会議資料のご共有について
各位
先ほど送信しました会議資料のメールにて、宛先に漏れがありました。
大変失礼いたしました。改めて正しい宛先にて送信いたします。
添付の資料をご確認いただき、当日までに目を通していただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
件名:再送(宛先修正):新規プロジェクトの進行について
皆さま
先ほどの新規プロジェクトに関するメールにおいて、宛先に一部漏れがございました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
本メールにて改めて関係者全員にご共有いたします。
プロジェクト初回ミーティングは9月20日(水)10:00より会議室Bにて行います。
ご参加をお願いいたします。
件名:宛先漏れのお詫びと再送:月次報告について
部長・課長 各位
先ほどお送りしました月次報告のメールにおいて、宛先の一部に漏れがございました。
確認不足によりご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。
改めて本メールにて、月次報告を添付いたします。
今後は送信前に宛先を十分確認し、再発防止に努めます。
よろしくお願いいたします。
宛先漏れのお詫びにおいては、使わない方がよい表現もあります。
宛先漏れを繰り返さないためには、日頃の工夫が大切です。
社内でのメール宛先漏れは、誰にでも起こり得るミスです。しかし、その後の対応によって印象は大きく変わります。
この流れを押さえておけば、信頼を大きく損なうことなく、むしろ誠実さを示すチャンスにもなります。
本記事で紹介した例文を参考にしながら、いざという時の備えにしていただければ幸いです。