私たちが日常でよく使う「ワンワン」「ドキドキ」「パチパチ」などの擬音語・擬態語は、日本語では「オノマトペ」と呼ばれます。
英語にも同じように、音や感覚を表現するオノマトペが数多く存在します。これらを使いこなすと、文章や会話がぐっと臨場感のあるものになり、ネイティブのような自然な表現が可能になります。
この記事では、英語のオノマトペをカテゴリー別に一覧で紹介し、その意味や使い方、例文もあわせて解説します。日常会話・ビジネス・創作活動など幅広く活用できる内容になっています。
英語のオノマトペとは?
オノマトペ(onomatopoeia)は、音や動き、感覚を文字や音声で再現した言葉を指します。
英語のオノマトペは「擬音語(sound words)」や「擬態語(mimetic words)」として分類され、動物の鳴き声から機械音、感情や動作の様子まで多岐にわたります。
例えば、日本語で犬の鳴き声を「ワンワン」と表現しますが、英語では「woof-woof」となります。このように、同じ音でも文化や言語によって表現が異なる点は面白い特徴です。
動物の鳴き声を表す英語のオノマトペ一覧
英語では、動物ごとに独特の鳴き声表現があります。
- Dog(犬):woof-woof / bark
- Cat(猫):meow / purr
- Cow(牛):moo
- Horse(馬):neigh
- Sheep(羊):baa
- Rooster(雄鶏):cock-a-doodle-doo
- Duck(アヒル):quack
- Pig(豚):oink
例文:
- The dog barked loudly: Woof! Woof!
- The cat purred softly while sitting on my lap.
これらの表現は、絵本や子ども向け英語教材、さらには日常のカジュアルな会話でも頻繁に使われます。
自然や環境音を表す英語のオノマトペ一覧
自然界の音を表現する英語のオノマトペは、物語や詩、映画の字幕などで多用されます。
- 雨が降る音:pitter-patter(パタパタ)
- 雷の音:boom / rumble / crash
- 風の音:whoosh / whizz
- 波の音:splash / splash-splash
- 火が燃える音:crackle / sizzle
例文:
- I heard the pitter-patter of rain on the roof.
- The thunder boomed across the valley.
人の動きや感情を表す英語のオノマトペ一覧
英語では、人間の動きや感情を直接音として表現する言葉も豊富です。
- 笑い声:haha / hehe / hoho / chuckle / giggle
- 泣き声:sob / boo-hoo / sniffle
- 心臓の鼓動:thump / ba-dump
- 足音:tap-tap / stomp / click-clack
- 驚きの声:gasp / wow / ooh / aah
例文:
- She giggled when she heard the joke.
- I could hear my heart thumping in my chest.
物や機械の音を表す英語のオノマトペ一覧
日常生活や工業分野でもよく使われる音の表現です。
- ドアのノック:knock-knock
- ベルの音:ding-dong
- 車のクラクション:beep-beep / honk
- カメラのシャッター音:click / snap
- 電話の呼び出し音:ring-ring
例文:
- Someone knocked at the door.
- The phone rang loudly in the middle of the night.
マンガやアニメで使われる英語オノマトペ
日本のマンガを英語翻訳する際には、独特な擬音を英語化します。
- キラキラ:sparkle / twinkle
- ドーン:boom / kaboom
- ズキズキ(痛み):throb / ache
- ガーン(ショック):gasp / shock
- バタバタ(慌ただしい様子):flap / hustle
例文:
- Her eyes sparkled when she saw the present.
- My head has been throbbing all day.
英語オノマトペの使い方のコツ
英語のオノマトペは、文章に生き生きとした臨場感を与えますが、使いすぎは冗長になる場合があります。
- 会話では感情表現を豊かにするために使用
- 小説やエッセイでは描写を具体的にするために使用
- ビジネスではプレゼンや広告文で印象的な効果を狙って使用
例えば、プレゼンで「The idea hit me—BANG!—and I knew what to do.」のように使うと、強烈な印象を残せます。
英語オノマトペ学習のおすすめ方法
- 洋書や漫画を読む
特に子ども向け絵本は擬音語が豊富で学びやすいです。 - 海外ドラマや映画を字幕付きで視聴
実際の発音やイントネーションも学べます。 - オノマトペ日記をつける
毎日1つ新しい擬音語を覚え、例文を作る習慣を持つと効果的です。
まとめ
英語のオノマトペは、音や感覚をダイレクトに表現できる便利な言葉です。
動物の鳴き声から自然音、感情表現まで幅広く存在し、使いこなせば会話や文章が格段に豊かになります。
ぜひ今回紹介した一覧を参考に、日常会話や英語学習に取り入れてみてください。